ヒロシ「ううん。うううん」
マルぼん「どうしたの、むつかしい顔をして」
ヒロシ「あ、マルぼん。実はね、墓を購入したんだけど、キャンペーンとやらで同じ墓をもう一基プレゼントされたんだ」
マルぼん「よかったじゃないか」
ヒロシ「よくないよ。墓なんていっぱいあってもしょうがいない。どうせなら、帰りに買ったこの漫画本がもう1冊欲しかったよ。保存用とかにできるし。いらないものは同じものをもらえるのに、いるものはもらえない。人生はうまくいかないものだね」
マルぼん「あ、そうだ。いい機密道具がある。『キャンペン』。このペンを持って買い物をすると、買ったものと同じものが、もうひとつ付いてくるんだ」
ヒロシ「そいつはすごいや」
と、その時、外からものすごい爆発音がしました。テレビをつけると、どうもテロの様子。我が微笑町と敵対している隣町の「薄笑町」が、犯行声明をだしたとか。
微笑町は、薄笑町への報復を決定。数日後、薄笑町に爆音が響きました。
さらに数日後、微笑町の駅前で停めてあった車が爆発。
数日後、薄笑町で爆発。
また数日後、微笑町で
マルぼんは、売られたので買ってしまったたケンカも、もうひとつついてくるようにした「キャンペン」の効果は絶大だと思いました。