荒山徹関係


・「小説NON」10月号掲載の新作「三別抄暴滅」読了。忍法・妖術・柳生・特撮・他作家いじり等なしの、普通の朝鮮の歴史小説、高麗&蒙古系のお話でした。蒙古に屈することで高麗の名を残そうと考える王族と、対蒙古路線で政治の実験を握っている武臣派の戦い。


 これはこれでおもしろいのですが、荒山先生、今後も短編はこういう路線でいくつもりなのでしょうか。「伝奇城」に載っていた短編級の、インパクトある短編もまた書いてほしいところです。