その30

俺「人々の弱みにつけこんで、無理矢理募金を募る悪行。貴様らただのチャリティー番組ではないな!」
司会「その通り。我々は『イエロー・シャツ』。地球から遥か離れた所にあるチャリティー星の精鋭部隊よ!」
アシスタント「我々の行動原理はチャリティー。そこに住む生命体の幸せのバランスがあまりといえばあんまりな星を見つけたら、即座に介入し、バランスを調整するのが趣味なのだ」
司会「ようするに、我々に介入された星は、幸せ不幸せのバランスが狂っているということさ。ふふふ。どうだ、ショックだろう、地球を守る戦士ども」
アシスタント「もっと素敵なことを教えてやる。我々が無理矢理に金を取っているのは、あくどい事をして金を溜め込んでいる連中のみだ。しかも集めた募金は、地球上の恵まれない人たちに寄付している。」
司会「どうだ、我々を攻撃できるか。よい行いをしている我々を攻撃できないだろう。アハハ…グホッ」
銃声とともに、司会の男あらためイエロー・シャツその1が倒れた。立河さん愛用の「地球防衛銃」が火を噴いたのだ。
アシスタント改めイエロー・シャツその2「撃った!? 撃てただと!?」
立河「おっしゃることはよくわかるんですが、『異星人はとりあえず皆殺し。見かけたら即座に』というルールがあるんで。防衛軍に」
アシスタント改めイエロー・シャツその2「ゲゲーッ!? とことんまで救えない人々ー!?」