●1話目

 前回、タラオに弱みを握られたタケオさん。登場はしなかったものの、どうもタラオさんをいじめたらしい。さてはタラオに秘密を暴露されたか! なら仕方ない。悪くない、タケオは悪くない。


 いじめられて家で号泣するタラオですが、ワカメが帰宅すると泣きやむ。タラオはワカメをかなり見下しているフシがあるので(カツオのことはバカにしている)、プライドが傷ついた模様。冷静になると世間体が気になって、裏の老夫婦に泣き声が聞かれた確認しにいく執拗さをみせます。磯野宅でイクラが泣いた時に、わざわざ裏の老夫婦宅に確かめにいくなど、性格が悪い。


 裏のおじいさんは気を使って、タラオの泣き声をサイレンに例えてごまかしてくれますが、納得しないタラオ。夕食の席で、サザエが「小さい頃のカツオのほうがひどかった」と励ますと機嫌を直し、調子にのってカツオをバカにしだしますが、今日のカツオは容赦なく反撃してきたので逆にへこまされます。


 まぁ、結局、「裏の老夫婦は磯野家の子供の泣き声を楽しみにしているんだよ〜」という話で落ち着きました。タラオの負の要素、「無駄に高いプライド」「容赦なく他人を見下す」がたっぷりつまっていたこの話。本来ならイライラするところですが、最初から最後までタラオがロクな目にあってなかったので、そこらへんは大丈夫でありました。


●2話目

 秋の雰囲気にやられて、センチメンタルになってるサザエがあちこちに迷惑をかけまくる話し。


●3話目

 毎度おなじみ「湯水さんの家でお手伝いパートとして働くサザエ」モノ。毎回毎回、「湯水さん宅で傍若無人に暴れまわるサザエさん。それを許す器のでかい湯水夫妻」という展開なんですが、今回は違います。「少し注意したら半日で辞めた」というサザエの前任者、ミサキさんが現れるんですね。ミサキさんは若い女性なんですが、すごくズボラな性格。


 諸事情で磯野家に行き、フネさんの主婦としての生き様に感動したミサキさんは、磯野宅でお手伝い見習いとして働くことに。磯野家で過ごすうちに、まっとうな性格になるミサキさん。


 磯野家に来た、ズボラな性格の若者は、かなりの確率で更生しますね。フネさんを生き神さまにして、宗教とか興せそう。ぼろもうけや〜。