なかせよしみ「でもくらちゃん」


 ある女性が双子の女の子を産んで、その双子がそれぞれ双子の女の子を産んで、その双子がそれぞれ三つ子を産む。四組の三つ子計十二人は、みんな同じ顔をしています。かの赤塚不二夫先生が一度は思いついたものの「まぁ、この半分くらいでいいか」と実行に移さなかった、一ダースの同じ顔が活躍する作品です!


 下世話な話になりますが、あまりにも十二人の顔が同じなので「たぶん父親は同じ人なんだろうなー」とか思ってしまいました。読み進めたら真相がきちんとわかったので反省。なにかに毒されすぎですな。