水木しげる関係

御大の書き下ろし新作漫画「なまけものでいいじゃないか」が掲載されている「まんがパチンコオリジナル必勝法」を購入。


内容ですが、主人公は水木しげる先生本人。最近よくあるパターンですね。


新聞を読み、過労死する人が多いことに憂いを感じる水木しげる先生でしたが、鼻くそをとったら巨大なのが2つもとれて気分爽快。散歩にでかけます。


町を歩いていた水木先生は、なにげなくパチンコ屋を覗いてみるのですが、パチンコに興じる客たちの熱気に圧倒され、さらには客が妖怪(ぬらりひょん・夜行さん・小豆洗い・山彦)に見えてしまい、「まさに異界であるね」と店を出てしまいます。


家に帰った先生は、コーヒー片手になぜパチンコ屋の客が妖怪に見えたのか考え、「彼らはパチンコ以外やることがないんだな。それで妖怪のようになっとるんだ」と結論をつけました。


水木先生は言います。


「忙し過ぎて過労死なんて こんなバカなことはない!! パチンコにとり憑かれている人は案外 幸せなのかもしれんね」


先生の持論である「幸福論」の番外編みたいなお話でしたが、題材になるのがパチンコというのが珍しいです。


「パチンコ以外やることがないんだな」とか「パチンコにとり憑かれている人は案外幸せなのかもしれんね」とか、パチンコ雑誌なのにパチンコをやる人に毒を吐きまくっているのがステキ。超ステキ。


ちなみに先生は「40歳くらいの頃にパチンコに熱中したけど、忙しくて2〜3年やらなかったら、やる気がなくなった」らしいです。先生は80歳を超えておられるので、約40年近くはパチンコに縁がないことになります。


いいのか、そんな人がパチンコ雑誌に漫画を描いて。