思い出したこと

朝、テレビを観ていると、あの教師殺傷事件の続報がやっていました。

犯人がゲームをやっていたということで「ゲームやるヤツは危ない」と『ゲーム脳』の話になっていて、例の本の作者が「メールも危ない」とか言ってました。

ゲーム脳』といって思い出すのは、職場の先輩(60歳)。

ゲーム脳』が少し話題になった頃、この先輩は当然の如く感化されており、ゲームをする私や他の職員を罵倒。

「ゲームをやるからおまえらはダメなんだ」

「人殺しはするなよ。ここでなんかあったらおまえが犯人だからな」

「ウチの子供はゲームをしないから良い企業に就職できた」

もう暴走暴走大暴走。

で「とにかくゲームをやるヤツは愚か者だっ」とか先輩(60歳)が1人で盛り上がっていると、そこにお偉いさんである園長が登場。

先輩「あ、園長。今ね、ゲームばかりしているこいつらに説教していたんです。ゲームをするから馬鹿になるって」

お偉いさんへのこびへつらいが大好きな先輩(60歳)は、さっそく己の活躍をアピールし始めたんですが、ここで意外な展開。

園長「なぁ。ワシもゲームするんだけど、馬鹿かな」

絶句する先輩(60歳)。これは私や一部の人しか知らないことなんですが、園長はファイナルファンタジードラゴンクエストバイオハザードの新作は全てチェックしているちょっとしたゲーマーなのです。

お偉いさんへのこびへつらいが大好きな先輩(60歳)は、パニック状態になり、突然「今日、お家までお送りします」とか関係ないことを口走り、光の速さで拒否されていました。

その後も、コーヒーやウコン茶を園長に渡そうとしては拒否されています。

オタク文化は、100%犯罪の原因ではない」とは言い切れませんけど、なんでもかんでもオタク文化に原因を求めるのはダメですよ、ホント。