魔法の上司1

あれは先週だったか先々週だったか。

私は上司に呼ばれ「次の日曜日、人手が足りなくてね。悪いけど出勤してくれない。ああ、もちろん。翌日の月曜は代休にするから」と言われ、日曜出勤をすることになりました。

その後、私は日曜日の仕事をなにごともなく終え、よく月曜日に休みをいただいたのですが、続く火曜日、上司が青い顔をして「月曜日、なんで休んだの」と言ってきたのです。

上司「今年から、新入社員は半年間は有休を取れないことに決まったんだ。それなのに、君は勝手に有休を取って」

いつのまにか、振替休日が有給休暇に変えられていた上に、契約書にも載っていない驚愕の新事実を告げられ、あっけに取られる僕。

上司「このままでは無断欠勤になるから、次の日曜日に出てくれたまえ!」

というワケで昨日はそのために出勤した私。

あれ。あれれ。僕のお休みが1日、どこかへ消えちゃったぞ!?

わかった。僕の上司は魔法使いなんだ。

「パラレルパラレル 社員をタダでこき使えるようになあれ!」

僕の職場には魔法使いがいます。