犬の散歩中に見かける『沈み行く夕日に向かって、泣きながら歌を歌うおじさん』。

 初めて見たときからしばらくは「荒城の月」ばかり歌っておられたんですが、完璧にマスターしたのか、最近は「蛍の光」ばかりを好んで歌っておられました。

 ところが、今日近くを通りかかってみると、また「荒城の月」に戻っていたんですよ。

 しかも以前は歌詞を暗記していたのに、今回はところどころつまり、歌詞カードらしき紙を見る体たらく。

 おじさんの隠れファンの僕は、ほんの少し失望してしまったんですが、人間らしい一面を見てしまったので、ちょっと嬉しい気分。

紅白歌合戦に出場したお気に入りの歌手が歌詞を間違って歌ってしまったのを見たファン』の心境って、こんな感じなんでしょうね。