今日は、自宅から2時間かけて京都の学校に行って、7分ほど滞在して、また2時間かけて帰宅して、その途中でヘルパー学校の友人・青シャツさんのライブに参加して、家についてからは親戚のおばさんの応対をするという、夢と希望とロマンは欠片もないけど無意味にハードな一日でした。

 そんな一日のなかで僕の心に残ったのが親戚のおばさんとのやりとり。

 おばさんは、古びた腕時計を僕に差し出してこう言ったんです。

「もう私もながくないから、形見分けよ」

 身寄りのないおばさんは、僕のことを我が子のように思っていてくれたらしいんです。

 去年も同じこと言って、同じ時計をくれたんですけどね。

 一昨年も同じこと言って、同じ時計をくれたんですけどね。

 他の従兄弟も同じこと言われまくっているんですけどね。