「美味しんぼ」の83巻を購入。
相変わらず「あらゆる困難を食い物で解決」という強引な展開に惚れ惚れ。
そんな83巻で気になる話がありました。
若い頃、将来画家として大成するべく「一生肉を食べない」と願掛けをした画家。
夢はかない、なんとか画家として成功した彼でしたが、願掛けから五十年後、治るわけがない末期の肺癌に犯されてしまいます。
願掛けを解いた画家は、死ぬ前に最高の豚肉を食べたいと思いました。
そこで立ち上がったのが、「美味しんぼ」の我らが主人公。山岡夫婦。
二人は、海外にまで飛び出して、究極の豚肉料理を画家に披露。
画家は「死ぬ前に最後に輝くことができた」と感激するのでした。
良い話です。
死にいく者に、人ができるのことはなんなのか。
なにをなすべきか。なにをするべきなのか。
色々と考えさせられました。
ちなみに、最後に輝くことができた画家は、輝きが強すぎたのか、癌が消えて美人で若い後妻をゲットしていたりするんですが、あまりに都合が良すぎるので僕の脳内ではカット。