・さっき、散歩がてら近くのブックオフをうろついていたんですけど、少年がゲームを母親にねだっている場面に遭遇。


少年「これほしいねん」


母親「それ、なんの役に立つん」


少年「これ持っていたら、今持ってるやつにモンスターを送れんねん。これじゃないと手に入らへんモンスターやねん。リカントとか、きりさきピエロとか」


 思わず、「少年よ。おっちゃん、きりさきピエロとかリカントもっとるで。あげよか。イノブタマンもあるで」と言い出しそうになりましたが、最近は、僕のような外見の人間が子供に話しかけると、「少年が、不審な男に『モンスターあげる』と話しかけられる事案が発生」とか、防犯メールで配信されてしまう世の中。関わらないが懸命。けいろくけいろく。


母親「モンスター手に入れてなにになるん。うちはな、これからの人生の役に立つものしか買う気はありません」


 少年の願いは、どうやら母親に受け入れらなかったようです。


 しばらくしてレジで会計待ちをしている、その母親を目撃したんですが、『嫁姑鬼畜戦争』だとか、『うるさい姑への地獄の復讐』とかいった類の、オドロオドロしいタイトルのコンビニ漫画本を大量に抱えていました。それらの本を、何に役立てる気なのか。姑さんは大丈夫なのか。いろいろ心配になりました。