ヘビーユーザー


 今日は仕事は休みですが、月に一度の通院の日ということ外出。漢方の病院なんですけれども、調子にのってあれこれ処方してもらったら、普通に保険適用外の薬とか入れられていたい出費になる油断ならぬ病院。


 そんな病院を終えて、某古本屋へ。ゲームコーナーをのぞいてみると、ゲームボーイアドバンスの「千年家族」「トマトアドベンチャー(箱と説明書なし)」の2本が、この前買った「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の新刊と同じくらいの値段で買えてしまいました。こりゃ嬉しいや。


 うかれていると、買取カウンターから女性のどなり声が。見てみますと、初老の女性が「買い取り価格が安すぎる」とごねていました。カウンターには大量のレディースコミックの雑誌。どう考えても、あまり高値で売れそうにありません。買取のために用紙に住所等を書かなくてはいけないのも気に入らないようで、「個人情報を××に売るつもりやろ」とか、「うちは書かへん。あんたが書け。うちの言う通りかけ。名前は『吉永小百合』。年齢は『二十歳』。職業は『人様の本を安く買いたたく悪徳本屋』や!」とか、「うちはここの社長の知り合いや。あんたなんか首にしたる」とか言って、店員につっかかっています。


 店内にいる客に向けて「みなさーん。気をつけなはれやー。人生台無しにされますえー」とか女性が叫んでいるうちに、なんとか買取の手続きは終わったようですが、金を受け取った瞬間、それを店員に投げつけてダッシュで逃亡。すると、近くで立ち読みしていた小学生くらいの男の子が顔色を変えて、「おばあちゃん、置いていかんといてー!」とこれまたダッシュで店の外へ。


 すこやかに育て、少年。