兵庫県立美術館で開催されている「水木しげる・妖怪図鑑」へ行ってまいりました。先生が長年にわたって書き続けた妖怪画や、鬼太郎関係のイラストの原画が多数展示されてました。
本では確認できない細かい部分がチェックできるだけではなく、僅かに残った下書き部分まで確認できて、かなり眼福。思わず図録も買ってしまいましたよ。これも素晴らしい出来なんですが、展示の後半にあった百目や大かむろの人形も、写真とかで載せてほしかったかな。
初日というだけあって、けっこうな数の人が来てまして、家族連れがたくさん来ていたのが印象的。「ゲゲゲの女房」の効果なんでしょうね。「これだけ描けるのに、なんですぐに売れへんかったんやろ」と涙目になっているおばさんとかいましたよ。感情移入してたんだろうなぁ。
あと、妖怪に異常に詳しい少年がいました。展示物につけられた解説を凌駕する詳しい説明を、家族にしておられましたよ。その弟らしき子は、兄の説明はガン無視で、「まだ? 『海和尚』まだなの?」と、『海和尚』の絵を渇望。残念ながら『海和尚』の絵はなく(『海坊主』はあったんですが)、弟くんは「うみおしょう〜!!」泣くハメに。『海和尚』のなにが、彼をここまで引き付けるのかは謎です。
物販コーナーでは、鬼太郎グッズの他に大量の水木しげる先生や妖怪に関する本が並んでました。お勧めはなんといっても、前述の図録なんですけれども、一番気になったのが
(英文版)外国人のための妖怪サバイバルガイド - Yokai Attack!: The Japanese Monster Survival Guide
- 作者: Hiroko Yoda,Matt Alt,Tatsuya Morino
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: ペーパーバック
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これ。「外国人向けの、日本妖怪対処マニュアル」というよくわからない内容の本なのですが(本文も英語なので、ほんとによくわかんないのです)、挿絵の担当が森野達弥先生なんですよ! 嬉しい不意打ちですよ!