●1話目

・お中元に悩むという、わりと恒例なお話。本気でお中元に取り組むサザエは、仕事帰りのマスオをデパートに派遣。一方波平は、お中元関係をフネに押しつけようとして、家族の前で拒否られます。父の(祖父の)面目まるつぶれ。


 原作のお中元ネタの詰め合わせって感じですね。


●2話目


・家族で外出中、カツオはお茶をだされたのに、自分は子供扱いで水だったことに怒るワカメ。それ以来、子供扱いに敏感になって、ひと様(おもにカツオ)に迷惑をかけまくり。常時うざいタラオさんと比べ、時折発揮されるワカメのそれは、一発一発の攻撃力がすさまじいです。


 結局、波平の説得でワカメの機嫌も直るわけですが、話の流れで「レストランへ行き、家族でお子様ランチを食べる」という羞恥プレイオチに。観ているこちらは異常に思っていても、作中のみなさんはとても楽しそう。なんか「オトナ帝国の逆襲」を思い出しましたよ。あと、さらっと流されていましたけど、大人2人でお子様ランチはどうかと思いますよ、マスオさんとアナゴさん。


 カツオの「お子様ランチを食べている親の前に座る勇気はない」発言は、いつかどこかで使いたい。


●3話目


・サザエにストーカー。正体は、じん六さんの友人のコグレさん。「サザエをつけていると思っていたら、たまたま進む方向が同じだけだった」「サザエのことを独身だと思ってた」と、いろいろな勘違いが重なった結果だったわけですが、コグレさんのサザエへの好意は本物だったんじゃないかと思います。「兄の相手に」というのは、なんか言い訳っぽい気が。


 仮にカツオの家庭教師と化したら、その日から「サザエさん」は新時代へ……。誰か急いで、そういう二次創作を!