親戚の幼子がやってきました。私の部屋を見せろというので、断固拒否。足の踏み場もなければ、「おじちゃんは大人なのに、なんでウルトラマン仮面ライダーのお人形を飾っているの?」と言われることも間違いない部屋なので、絶対に入れたくないのです。しかし幼子の切なる願いに押し切られる形で中へ。さぁ、見ろよ! そして笑えよ! 蔑めよ! さぁ! さぁ! さぁ! しかし……


親戚の幼子「うぇぇぇぇぇぇぇぇ」


 私の部屋に入るなり、幼子は泣いて出て行きました。どうも、部屋に入るなり視界に飛び込んできた「パンダの時計」が怖かったようで、それにビビったようです。それ以後、幼子は二度と私の部屋を見たいと言い出しませんでした。私が生まれたときに買われた「パンダの時計」。20年以上も故障の気配すら見せずに動き続けるこいつは、いつだって私を助けてくれるのです。



 ↑がその「パンダの時計」なのですが、そんなに怖いでしょうか。目の黒フチ小さすぎて、目の下にクマのできたシャブ中のパンダのように見えてしまうのは事実ですが。