・(漫画)水木しげる水木しげる不思議な世界4 円盤同乗記」講談社
・(漫画)水木しげる「コケカキィキィ」実業之日本社
・(漫画)カミムラ晋作(原作・藤見泰高)「ベクターケースファイル」4〜5巻 秋田書店
・(漫画)岡村賢二(原作・吉川英治)「私本太平記」4巻 リイド社
・(漫画)小竹田貴弘「怪異いかさま博覧亭」3巻 一迅社
・(漫画)マツリセイシロウマイティ・ハート」5巻 秋田書店
・(ムック本)鬼太郎マガジン VOL.3 講談社
・(新書)山口敏太郎「マンガ・アニメ都市伝説」ベスト新書
・(雑誌)ビッグコミック 12月25日号


 「鬼太郎マガジン」は、12月に公開される映画の特集。妖怪四十七士の紹介と、歴代鬼太郎声優大集合の記事が興味深い! うちの県の代表妖怪は、「うちの県ならでは」って感じで嬉しいことこの上ないです。


 「妖怪ラリー」の話が、3Dシネマのほうにまわされたっぽいのですが、べリアルの話といい、なぜ盛り上がりそうな話が3Dのほうに回されるんでしょう。


 「マンガ・アニメ都市伝説」はサザエさんの不吉な最終回やら大場つぐみ先生の正体やら、漫画やアニメにまつわるうわさ話を紹介・解説した本なんですが、ちょっと気になるところが。「デスノート」とえんどコイチ先生の名作「死神くん」のとある話が似ているという話が載っていたのですが、ここで紹介されている「死神くん」の話が、変に紹介されているのですよ。


 紹介されているのは「名前を書かれた人が死んでしまう死神の手帳を拾ったいじめられっ子の少年が、自分のいじめた相手の名前をその手帳に書いてしまう」という話。この本ではタイトルまでは紹介されていませんが、あらすじから察するにジャンプコミックス「死神くん」第5巻に収録されている「いじめの構図」という話に間違いないと思います。「マンガ・アニメ都市伝説」では「いじめられっ子は全員死ぬものの他の者によるいじめが続いていく」と紹介されているのですが、「いじめの構図」ではいじめられっ子の少年たちは危篤になるものの死んではいないし、最後はいじめられっ子の少年がいじめを克服し、いじめっ子とも仲良くなるというハッピーエンド。


 「死神くん」は文庫版で既存の話が大幅に書き換えられているらしいのですが、もしかしたら文庫版収録の際に「いじめの構図」が大幅に書き換えられて、「マンガ・アニメ都市伝説」で紹介されているような話になったのかもしれません。「いじめの構図」とは別のこういう内容の話があったことも考えられますが、気になってしょーがない。とりあえず、文庫版をチェックしてみたいと思います。