ジェイノベル「徳川家康」第7回


 今回は、朝鮮の僧侶・元信が、いかにして影武者徳川家康になったかという話。大半は、元信と家康の会話なんですけれども、あれやこれやと小ネタが散りばめられていて、楽しめました。


 今回の徳川家康は、今までの荒山作品のように邪悪ではなく、平和な世のために熱くなれる好漢。この家康からあの秀忠が生まれたのも納得できる話です(好漢すぎて、もうすぐアレしちゃうのですが)。反日感情バリバリの元信もすっかり魅了されてしまうわけですが、こうなると、家康の死の真相が気になるところです。元信は絡んでいるのかいないのか。