「鼠か虎か」


 「オール讀物」5月号に、短編「鼠か虎か」が掲載されていたので購入。いままの「オール読物」の掲載作品がそうだったように、今回も朝鮮通信使の話で、時代は豊臣秀吉のあたり。


 荒山作品で豊臣秀吉といえば、朝鮮出兵絡み決まっているのですが、今回もそうでした。小西行長らの願いもむなしく起こってしまった朝鮮出兵。その根底には、1人の男の祖国への憎しみがあった! ってなお話です。


 まぁ、あれです。「花郎」って言葉で予感はしたんですが、心はいいけど身体は重ねるな、身体は。