・津本陽「柳生十兵衛七番勝負」
2度もドラマ化された有名作品。解説は、多田容子先生。柳生(特に十兵衛)が好きすぎて柳生新陰流に入門しているほどの多田先生なので、どんな解説が載っているか楽しみにしていました。以下要約。
- 作者: 津本陽
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/01/10
- メディア: 文庫
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・柳生新陰流では、侍に民の治め方をきちんと教えた。十兵衛は一万三千人の門下を育てたので、その影響で260年の太平の世が築かれた。
・昨年は石舟斎没後&十兵衛生誕400周年だったので、奈良の柳生の里ではお祭りがあったり、小・中学生が稽古をしていた。多田先生の自身も、十兵衛の大ファンなのでワクワクが止まらなかったらしい。
・多田先生は、剣術の腕だけでなく小説の腕も磨きたいらしい。小説の腕よりも剣術の腕を優先?
とにかく、多田先生の柳生への愛が感じられました。激しいほどに。多田先生の作品はおもしろいので、ぜひとも小説の腕を優先してもらいたいところです。