日記

・電車で床に座り込み、本を読みつつコンビニ弁当を食べている若い女性がいました。ヘッドホンで音楽も聞いており、当たり前のように音漏れ。そんな彼女の読んでいる本のタイトルが


「常識が身につく本」


 著者にとっちゃ、最大の営業妨害だと思いました。


・「その時歴史が動いた」で柳生宗矩ネタをやるというので録画しました。で、それを観たんですが、番組制作に柳生宗矩本人が関わっているんじゃないかってくらい、柳生宗矩の白さが強調されておりました。


 徳川太平の世は、柳生宗矩なくしては成しえなかったんですね。すげえや、柳生宗矩! 「アイツハスゴイヨ」とは思っていたけど、まさかそこまで素晴らしいとは。すばらしい。そりゃあ、並みいる伝奇作家の皆さんにいじられるわけです。


杉浦日向子先生の「ゑひもせず」購入。目的は、この本に収録されている「吉良供養」という作品です。四十七士による「あだ討ち」という名の吉良邸大虐殺がこと細かく描かれております。誰がどこでどのように殺されたか、ほんとうに細かく、舌をまくほど細かく描かれています。


 逃げ出したり、四十七士にお菓子をふるまっちゃったりした人もいますが、吉良邸の大部分の人々はなにもわからぬままに殺され、抵抗を試みた者は大人数によってたかって斬られて殺されていく。


 逆恨みで殺された挙句、死後数百年たった今でも日本人の憎しみを一身に受け続けている吉良上野介があまりにかわいそうです。


・「時をかける少女」のDVD、ようやく発売日とかが決まったようなんでさっそく予約。