・仕事の帰りに地元の駅を徘徊していたら、おっさんが1人フラフラと歩いていました。おっさんの向かう先には、若い男性5人が、地面に座り込んで通行の邪魔になっていました。おっさんはなんとか通ろうとしていましたが、5人はおしゃべりに夢中でおっさんを無視。


「どけや」とおっさん。


「なんやおっさん」と若い男性たち。


 ささいなことが暴力に繋がる21世紀の日本人ですから、周りにたくさんの人がいてもおかまいなし。あっという間にケンカに発展です。多勢を相手におっさんピンチかと思いきや、驚きました。おっさん、1人で5人を圧倒。めちゃくちゃ強い! ゲームみたいなノリで、全然5人をよせつけないんです。


 おっさんはリーダー格らしき男をボコボコにしていました。残りの連中は光の速さで戦意を喪失して、仲間が殴られているを見ているだけ。


 結局、警官が駆けつけて事態は収束しました。連れて行かれるおっさん。鼻血を流しつつ、警官に尋問されているリーダー格。残りの連中は、なにをするでもなく、うろたえていました。


「ケンカはよせ、腹が減るぞ」という、ねずみ男の言葉を思い出しました。