今日は、母と母の友人とその息子らと焼肉を食べに行きます。移動手段は車です。運転は、母の友人のその息子。


・運転する彼は、この間免許をとったばかりです。


・人を乗せて運転するのははじめてです。


・車内にはカーナビやテレビがあるそうです。いつも運転しながらテレビを楽しんでいるそうです。


焼肉屋はとても遠方だそうです。


・運転する彼はお酒が大好きなんだそうです。


・今は晴れていますが、なんか台風とか近づいているみたいです。


 でも、大丈夫だと思います。きっと大丈夫です。大丈夫。大丈夫。え? 私が首からさげているこのロケットですか? 実はこのロケットの中、写真が入っているんです。ほら。この写真の人、私の婚約者なんです。今日、焼肉屋から帰ったら、結婚しようと思っているんです。ええ、大丈夫です。大丈夫です。


・ただいま帰ってまいりました。生きてます! 動いてます! 死亡フラグなんてクソくらえです。


 で、焼肉屋さんなんですけど、私ね、どこかの街中にある普通に「知る人ぞ知る隠れた名店」みたいなのを想像していたんですよ。それが、ホテルみたいに大きな高級店で、なんか店内に庭園があってそこに能の舞台まであるんです。皇族が来た記念に植えられた木とかあるんです。カルビとかタン塩とか、そんなの一切ないんです。値段も一番安いのでも5,800円のコースとかなんです。みんな普通に8,000円のヤツとか食べているんです。あれですよ、今月の私、すっからかんですよ。しかも、特別美味しいわけでもなかったし。