・ちょうど昨日と今日の境目くらいの時刻のこと。布団に入って「さぁ、苦しみも悲しみもない夢の世界へ!」とか思っていると、外から女性の悲鳴が聞こえてきました。
布団から飛び起きて外に出てみると、女性が2人の男に取り押さえられていました。おそるおそる近づいてみると、女性はパジャマ姿。男2人は、警察官でした。
警察官「この人、道路の真ん中を裸足で歩いていたんです。酔っているみたいで」
女性は、近所に住んでいる人でした。大声で泣き叫ぶ女性。大暴れ。もう大暴れ。
女性「あたしを助けたってー!!」
近所の家の電気が、一斉につきました。とても美しい瞬間でした。
それから数時間後。出勤しようと家をでた私は、その女性とばったり出会いました。
女性「一日がんばってね!」
「酒なんて飲むか。飲んでたまるか」と、私は思いました。