ライトノベル

というわけで、昨日書いた「タイトル買いした本」を読み終わりました。八街歩さんの「乱破GOGOGO! 僕と彼女と彼女の忍法帖」というヤツです。


シリアスな物語展開など端から無視しているパロディそのまんまなところと、「忍法帖」の部分に惹かれました。読んでみると、「初期の『うる星やつら』を、ラムの性格をお雪さんみたいに、しのぶの性格をラムみたいに改造したような」内容でした。


さらに詳しく説明すると、『毎朝おこしてくれる幼馴染の女の子がいるのと、父親がライトノベル作家であるということ以外はごく普通のエロい高校生である主人公が、実はなんかよくわかんないけどすごいらしい日本を影から支配していた一族の末裔で、そんな主人公の下に美人の女忍者が仕えにやってきて大騒動!』ってな内容でした。


ようするに、高橋留美子は偉大ということですね。


オチがとても綺麗だったのですが、もう少し、主人公たちが「仲良くケンカしな状態」を心地よく思っているという描写がほしかったです。でもまぁ、キャラクターのセリフのやり取りでクスリとくることが多かったので、楽しく読めました。


余談ですが、この作品の二巻目である「乱破GOGOGO!02 いま、忍びにゆきます」の「あとがき」を読んでいたら、作者がなぜか「メカ音痴だけど自作パソコンを3台も作りましたぁ。このパソコンのスペックを活かしきるゲームがほとんどありません(要約)」と意味のわからない自慢をしていたりして、妙にむかつきました。(笑)が多いのも、むかついた原因のひとつです。(笑)って、多ければ多いほど、なんか馬鹿にされている感じがするんですよね、個人的に。


一巻の「あとがき」は、(笑)も少なく、ひたすら「ファンレターよこせ」と書いているところ以外はそれなりに真摯な感じだったのになぁ。


というわけで、気分的に二巻目に手をつけることはしばらくなさそうです。内容で判断しなくては、と思うのですが。