電車で、見知らぬおじいさんに席を譲った私。


おじいさんはとても喜んでくれて、私に「ありがとう」といってくれました。


ちょっと気恥ずかしかったですが、心が温かくなった私。


おじいさんは、その後も「ありがとう」を連呼、ひたすら連呼、もうすっごい連呼。「ありがとう」というセリフだけが収録されたCDをリピート再生しているかのごとく連呼。


ありがとう


ありがとう


ありがとう


ありがとう


ありがとう


他の乗客の視線が怖くなった私は、目的の駅についていないのに途中下車。次の電車で目的の駅へと行きました。改札から出ようとしたら、前方にさっきのおじいさんがいました。


なぜかとっさに身を隠してしまう私。