夢の話

大学時代の友人H氏とI氏に誘われて、聞いたことのないテーマパークへ出かけた私。

到着するなり、H氏が「モノレールに乗ろう」と言い出しました。

パーク内を走るモノレールがあるようです。

さっそく乗り込もうとすると、乗務員が私にだけ料金を請求。

「あなた、○○(私の勤め先)の人だよね。○○の人だけ料金もらうから」

「おいくらですか?」

「8800円」

「高っ」

乗りたくない私ですが、I氏の強い勧めで結局乗ることに。

出発したモノレールは、巨大な洋館の中に入っていきました。

「あの洋館はお化け屋敷になっているんだって。モノレールの中からお化け屋敷を見れるんだ」

パンフ片手に説明してくれるI氏。H氏は持参したらしきゲームボーイで遊び始め、興味なさそう。誘ったのにこの態度!!

お化け屋敷は普通につまらない内容でしたんで、普通にへこんでいたんですが、突然、隣の車両から何者かが浸入してきました。

全身から異様にながいうどんが生えている、心底気色悪い怪人でした。

「これはモノレールのアトラクションみたいだね。お化け屋敷と連動しているみたい」

「すげえ」

ここでも興味なさそうにゲームボーイをしているH氏。

うどん人間は、私に襲い掛かってきました。首を絞められる私。

ゲームボーイをやめようとしないH氏。

「ここからどうぞ」と、モノレールのドアを開けるI氏。

「死ねばいいんだろ!」と、うどん人間を道連れに、ドアから外へと飛び出す私。

地面に叩きつけられましたが、幸い無傷。うどん人間は打ち所が悪かったようで、即死。

助かったと思いきや、そこはサファリパークの肉食獣エリア。『動物には餌をあげていません。もう1週間になります』という看板が。

案の定、襲い掛かってくるライオンなどの肉食動物。

逃げ出した私は、とっさに近くに木に登りました。この作戦は成功し、ライオンたちは登ってくることができません。

安心する私でしたが、ここの異常事態。ライオンがいきなり二足歩行を始めて、どこからかチェーンソーを取り出して、木を切り始めたのです。

あっさり木は倒れ、私は肉食獣の群れの中へ。その時、突然声がしました。男の声です。

『こうしてどぶろくは食べられました』

これは…動物奇想天外のナレーション!!

『残酷なようですが、これもまた、自然のもつ顔のひとつなのです』

自然って。今、チェーンソーを使ってたやん使ってたやん!!

食われたところで目が覚めました。