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うちの施設では月一回、利用者さんの誕生日会が開かれ、毎月1人ずつ職員が司会進行+出し物をすることになっています。
9月の開催日は今日。
私は来月の予定だったんですが、今月担当の先輩職員が休んでしまったために私が繰り上げで担当することに。
「代わりをたのむ」と言われたのが始まる30分前。出し物なんて、当然用意していません。
上司「なんか考えろよ」
私「そう言われましても…そうだ、クイズなんてどうでしょう」
上司「よい問題でもあるのか?」
その日の出勤途中、私は「赤塚不二夫のおコトバ」という本を買っていました。
破天荒な生き様で知られるギャグ漫画の巨匠・赤塚不二夫先生の周りには、知人・友人・家族・別れた元妻・アシスタント・主治医・タモリ・トキワ荘の仲間など、いつもたくさんの人がいました。
そんな人たちが酒の席や病室で聞いた、先生の名言・迷言をまとめたのがこの本。
この本にクイズに利用できそうなエピソードが収録されていたのです。
猫の手を切断するという動物虐待事件が起こり、そのことについて聞かれた先生。
「犯人はどんなヤツだと思いますか」という質問に対し、「忙しい人」と答えたというエピソード。
私「こいつを盗用させていただこうかと思います」
上司「普通にグロいよ、切断なんてフレーズが入る問題つくんな」
どうも私、そういう感覚が麻痺していたようです。ちがうんです。今日だけたまたまです。私、黒い話とかぜんぜんダメで…
結局「『このはしわたるべからず』という看板のかかった橋をどう渡るか」という、これまたパクりクイズでなんとかしのぎました。
- 作者: 赤塚不二夫
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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