出来事

「作業場の敷地内に鳥の死骸があるらしいので、発見し、早急に始末せよ!」という命令。

一時間くらいかけて捜索した結果、ハトの死骸発見。

首がもげていました。

「やすらかに。やすらかに」と心で叫びつつ、ハトの死骸を持参した箱に収めました。

で、ここからが問題。ハトの死骸をどうするべきか。

そこにいた上司のYさんが言いました。

どぶろくさんは食い意地がはってそうだから、焼き鳥にして食べたらぁ」

本気でムカついたので「Yさんが食べてくださいよ」と言ってみると

「冗談でもそんなこと言うな」

と、Yさん激怒。さっきの焼き鳥発言は本気ですか、そうですか。

そこへ園長登場。

「そんな死骸、ゴミ捨て場にでも捨てて来い!!」

Yさんも「私もそう思います!」と邪悪な太鼓判。

ところが園長

「やはり決まりが悪いから、どこかに埋めてきなさい」と意見を変えて「私もそうしたらいいといっていたんですけど、この人、聞いてくれなくて」と意見を変更。

作業場の敷地内には埋めれそうな場所はなかったので、外へと向かうことになった私。

箱(ハトの死骸入り)と、シャベルを持った男が町を闊歩する男。それは私です。