第25話(番外編)

「チャリティが云々」というくだらない話が続いていますが、今回は趣向を変えて、俺たち地球防衛軍と悪との壮絶なる戦いの1コマを紹介したいと思います。
車怪人カーチャン「人間は皆殺しだ〜くらえ必殺『地獄の空走距離』!」
俺「なんの! 地球防衛ビームっ」
車怪人カーチャン「痛い痛い。俺の負けだ。負けだ」
俺「恐ろしい敵だった。しかしなんで人間を憎むんだ」
車怪人「それは…俺の父親は人間だからだ」
俺「なんだって!?」
車怪人「俺の父親(人間・サラリーマン)は、友人に『車、置かしといて』と言われたのをピンク色に勘違いして、母親(車・4WD)とねんごろな仲になったんだ。しかも親父は母親と籍をいれることを拒否して、母親は廃車になった。だから俺は人間がにくい。にくいんだ」
俺「ああ、なんて哀しい話だろ。哀しい話だろ。おまえ、俺たちのところで働け」
こうして、地球防衛軍第67基地専用車(メシも食べれば恋もする♪)が誕生したのでした。