今日はエベレストに挑む登山家のような気持ちで、まる一日卒業論文に取り組むハズが、気がついたら、まる一日「ドラゴンクエストダイの大冒険」全37巻の読破に取り組んでいました。


 さて、そんな昼下がり、突如として大学のゼミ担当教授から連絡がきました。

「前回ゼミを欠席したSくんに連絡事項を伝えてほしい」とのことなんですが、なんで直接伝えずに、僕を経由するのかは謎。永遠の謎。

 このゼミを欠席したSくんというのは、ここの日記でもよく登場する友人Sのことです。

「オマエの家に放火した!」「俺は死なない」「成人式に参加していないから、俺は二十歳を越えたけど未成年」と、素晴らしい言葉をたくさん残している友人Sのことですから、ゼミを休んだのにも深い意味があるんだろうな、と思い、僕はいそいで彼の携帯電話に連絡をいれたのです。

 電話にでたのは「この番号は使われてねーよ」というメッセージでした。

 僕はゼミ名簿を取り出して、友人Sの自宅のほうに連絡をいれてみました。

 電話にでたのは「この番号は使われてないといったら使われておらん!」というメッセージでした。

 なんかもう、友人Sというのは僕の考えた空想上の人物なんじゃないかと思えてきました。