ヤキニク

PTAが「子供にみせたくない番組」に毎年選ぶのに、
文化庁が「大人も子供も楽しめる芸術作品」と賞をあげる不思議なアニメ「劇場版クレヨンしんちゃん」。
本日から、その最新作である「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」が公開開始
ということで、子供たちに混じって観に行ってきました。
試写会組の話などをみていると、感動作だった前作前々作や監督交代の影響からか、
前評判はかなり悪かったんですが、なかなかどうして、
スピードとたたみかけるようなギャグがオンパレードの娯楽作。
地獄の黙示録のパロやO神G太もどきのキャラがでたりと、かなり笑えました。
「オトナ帝国」「戦国大合戦」のような感動はありませんが、
敵の罠で極悪犯扱いされ、
友人や憧れの人、同僚に、果ては好きなテレビ番組のキャラにまで嫌われ
孤立していく野原家の悲壮感(マサオくんに至っては自ら進んで密告)は、なかなかのもの。