通勤中、いつも使っている駅前を歩いていると、違法駐車自転車の撤去作業が行われていました。次々とトラックに積み込まれていく、自転車たち。引き取り手もないまま朽ちていくヤツもいるんだろうな、と少々物悲しくなりつつ、そのまま職場へ行く私。


 職場に着くと、同僚が「自転車ありがとう」と声をかけてきました。先週の土曜日、この同僚に自転車を貸したことを思い出す私(私は電車と徒歩で通勤しているのですが、仕事で郵便局等に行くのに使う自転車を職場に置いています)。


同僚「自転車なんだけど、実は置き忘れてきてしまって……」


 私の自転車で駅まで用事をしに行った同僚は、ばったり他の同僚と出会い、自転車に乗ってきたことを忘れてその同僚の車で職場まで来てしまったらしいのです。


私「別にいいよ。あとで取りに行くから。で、どこの駐輪場に置いたの?」


同僚「いや、駐輪場じゃなくて、普通に駅前に置いた。他の自転車もいっぱい置いてあったし」


 同僚が自転車を置いてきた駅前とは、私が通勤で使っている駅の前です。撤去作業が好評実行中の。私の脳内で、なぜか「ドナドナ」が流れました。


 文藝春秋のサイトの文庫版「サラン・故郷忘じたく候」紹介ページが、軽くネタバレになっている件について。
あれを知っているのと知っていないのとではえらい違いになるので、「今回の文庫版で初めてサランに触れるよ」という人は要注意ですな。


http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/71/78/9784167717858.shtml←要注意!