・午前中に休みをもらって病院へ。尿酸値を下げる薬を服薬し始めてだいたい一か月目なので、血液検査をすることになりました。僕は生まれつき、尋常じゃないくらい血管がみつかりにくい体質で、今回もひと騒動。採血担当の看護師さんがまったく血管がみつからない事態に焦り始めました。


 あまり看護師さんが「血管がみつからないんです」と騒ぐもんだから、ドクターからほかの看護師か、受付の人からリハビリ担当の人まで処置室に集まってきて、「二の腕のほうはどうだ」「いっそのこと手の甲からはどうだ」と大盛り上がり。この病院の連中が飲み会したら、まず間違いなく話のネタになるだろうなってくらいの大盛り上がり。なんか楽しそう。というかみんな満面の笑み。


 難儀な体質だけど、みんな盛り上がって、笑顔になったからよし。誰かが幸せになったんだから、全部で三回も注射器を刺されたことも、刺された三か所すべてががすげえ勢いで内出血を起こしていることも、その内出血の範囲が大きすぎてパッと見タトゥーみたくなっていることも、こうやってネタにできたと笑い飛ばすべきなのです。まぁ、できなかったのですが。