今日はお休みだったんですが、職場のエラい人が絡んだイベントに顔を出しに行くことに。このイベントはここ数年、続けて開催されてまして、その度に動員されてしまうのです。わりと遠い場所で開催されるイベントなので、おっくうなことこの上なしだったのですが、「帰りにいろいろ寄って、遊べるじゃないか」と自分に言い聞かせて出発。道中で散髪に行くことにして、行きつけの床屋に予約の電話をいれました。

 
 床屋に着くと、店主がニヤニヤしながら、「今日はサプライズゲストがあるんですよ」。「ゲスト? 誰です?」と、私。しかし店主は答えません。しばらくすると、ほかの客が来ました。中年男性です。


店主「ゲストの登場です」


私「え?(全然知らない人なんだけど)」


 サプライズゲスト扱いされた中年男性も、きょとんとしてます。


店主「お二人は、親戚同士でしょ?」


 全然違います。なぜか店主は私とこの男性を親戚と思いこみ、ちょうど同じ日に予約してきたことをいいことに、とっさに今回のサプライズを企画したとのこと。散髪が終わるまで会話もなく、沈黙が続きました。


 散髪を終えると昼。エラい人のイベントでは焼きそばなんかを売る仕事を手伝うハメになりますが、これがわりかししんどい仕事でして、食べ物も飲み物もとるヒマもなし。事前の腹ごしらえは重要なのです。道中で見かけた、知らないカレー屋に入ってみました。入ってから、今週はやたらとカレーを食べていることに気づきました。


 仕事でエラい人と外出した際に食べたガッカリカレー。昨日、職場で昼飯として出たカレー。すっかり失念して、今日もカレー。まぁいいかと、ビーフカレーを注文。これがめちゃくちゃ美味しかった。肉が、肉が! ルーが、ルーが! ライスが、ライスが! 全部美味しい。素敵すぎる。食べ終わるのが惜しくなるほど美味。


 幸せな気分に包まれながら店を出て、一路、イベント会場へ。


エラい人「よくきてくれた。去年は昼飯を出すのを忘れていたけど、今年はきちんと用意してあるよ。ほら。カレーうどん!」


 「昼飯、すでに食べてきました」の一言が言えない私の体重は増えるばかり。


 その後、イベント終わりに寄った「まんだらけ」で同遼とバッタリ出くわしたりしつつ帰宅。玄関のドアを開けると、漂うカレーの香り。