小説新潮10月号「忍びのモノグラム」


 久々に「小説新潮」に作品が掲載されました。その名も「忍びのモノグラム」。官能特集の一環として掲載されたため、エロくておバカな話でした。エロいといっても、荒山作品ではおなじみの「若竹の人」が絡んでくるので、どうエロいかはお察しください。

 
 猿飛佐助が登場したり、「若竹の人」が思わずニヤリとしたくなることを言ってくれたり、あちこちに小ネタが散りばめられていておもしろかったのですが、登場人物の1人である『於風』というくの一が気にかかりました。「忍法魔羅転生」というすさまじくえげつない忍法の使い手である彼女は、山田のお風という偽名を使っています。とうとうやりやがったな、荒山徹