荒山徹

「徳川家康」第8回

ようやく判明した元信の本心。豊臣家の復讐のほうは想像できていましたが、もうひとつはちょっと壮大すぎてびっくりしました。大人物なのか小人物なのかわかんないです! (大権現さまへの気持ちだけは本物っぽいので一安心です)。「秀忠と宗矩がんばって!…

ジェイノベル「徳川家康」第7回

今回は、朝鮮の僧侶・元信が、いかにして影武者徳川家康になったかという話。大半は、元信と家康の会話なんですけれども、あれやこれやと小ネタが散りばめられていて、楽しめました。 今回の徳川家康は、今までの荒山作品のように邪悪ではなく、平和な世のた…

文庫版の「処刑御使」「サラン・故郷忘じたく候」購入。とりあえず、巻末の解説だけはチェック。 「処刑御使」の解説は、縄田一男さん。実は荒山ファンだった縄田さんが、初めて荒山徹先生と会ったときに感じたという、「先達を越えようとする意志と努力」は…

文藝春秋のサイトの文庫版「サラン・故郷忘じたく候」紹介ページが、軽くネタバレになっている件について。 あれを知っているのと知っていないのとではえらい違いになるので、「今回の文庫版で初めてサランに触れるよ」という人は要注意ですな。 http://www.…

「徳川家康」第6回

後のお江与さんの家光毛嫌いフラグがたったっぽいです。こういう展開だと、後の家光VS忠長展開も熱くてどえらいことになりそう。荒山先生曰く、主人公らしい僕らの柳生宗矩さんはどちらに付くのやら。

「鼠か虎か」

「オール讀物」5月号に、短編「鼠か虎か」が掲載されていたので購入。いままの「オール読物」の掲載作品がそうだったように、今回も朝鮮通信使の話で、時代は豊臣秀吉のあたり。 荒山作品で豊臣秀吉といえば、朝鮮出兵絡み決まっているのですが、今回もそう…

徹の大作戦

本の雑誌にて、荒山先生が今年度の活動について語っておられました。「柳生大作戦」と「徳川家康」の主人公は、あの人なのだそうです。「柳生大作戦」はともかく、「徳川家康」でも主人公!? 「秀忠の頼もしい味方」というポジションではなくて!? 今後の…

徳川家康 第5回

家康がアレしちゃったので生き残った影武者・元信を本物扱いし、難局を乗り切ることにした徳川秀忠&重臣の皆さん。毛利輝元もつつがなく立ち退いたので、無事に大坂城に入ることができた秀忠と元信でしたが、そんな2人を怪異が襲います。その怪異を解決し…

徳川家康 第4回

大方の予想通りこの「徳川家康」は、あの有名な影武者作品へのオマージュのようです。なんせ影武者さんの名前が世羅田二郎三郎元信ですから。おそらく、これから二郎三郎と秀忠との間に亀裂がはいり、島左近やら朝鮮妖術師やら柳生やら真田ファミリーやら捨…

「柳生大作戦」掲載の「KENZAN!」5号購入。 石田三成一行を追う「劉仁軌」なんですけど、正体はやっぱり、普通にあの人なんですかね。いくら若かりし頃とはいえ、荒山ワールドにおけるあの人が一族に科せられた使命に燃える姿は、正直想像できんです。あの人…

「徳川家康」第三回

前回から時は流れ、時代は関ヶ原の戦い。物語の中心は、元信ではなく徳川秀忠になっています。今回は非常に白い秀忠でありまして、お江与の方もベタ惚れ。ラブラブです、ラブラブ。ここまで白いと、もしかして荒山徹先生、「影武者徳川家康」の逆パターンで…

3月は荒山祭

3月は祥伝社から「海島の蹄」なる短編集がでるようですね。4作品を収録するらしいですが、「小説NON」に載っていたヤツでしょうか。同じく3月発売のKENZAN!の最新号からは「柳生大作戦(仮)」の連載がはじまり、15日発売の「ジェイ・ノベル」には「徳川家康…

「金髪くの一絶頂作戦」

単行本未収録短編「金髪くの一絶頂作戦」収録の週刊新潮を古本屋で見つけたので購入。話には聞いていましたが、へっぽこなタイトルが嘘みたいな燃えるお話でありました。オチも破壊力抜群ですしね。 新潮社さんには、早いとこ「荒山徹短編集」かなにかを刊行…

「徳川家康」第2回

「ジェイ・ノベル」2月号ゲット。「徳川家康」は、元信が着実にアレへと近づいております。今回の最後に登場した人は、おそらくはあの人だと思うのですが、だとすると、この作品の目指すところは…… 影武者徳川家康〈上〉 (新潮文庫)作者: 隆慶一郎出版社/メ…

荒山徹先生の新連載「将軍になった男 徳川家康」が掲載される雑誌「月刊ジェイ・ノベル」。どの本屋を探しても売っておらず、最後の望みだった「小説NON」を平積みしている某本屋にもなかったので、結局ネットで注文することに。 んで、本日ようやく到着…

オールタイム十兵衛って

時代伝奇夢中道主水血笑録さんや神無月本舗 虚構店・blog支店さんで、「荒山徹トークセッション」の感想やレポートがアップされていますね。行けなかった私にとっては非常にありがたいです。ものすごく楽しませていただけました。ありがとうございます! し…

今日は関東のほうのジュンク堂でトークセッションがあるそうで。開催日時が平日の晩で、しかも私は関西圏在住。先生も関西に住んでおられるらしいので、いつか大阪のジュンク堂でも開催してもらいたいところです。

「葵上」

オール讀物12月掲載の「葵上」を読みました。朝鮮通信使開始400周年が迫ったある年、日本と朝鮮に「400周年だし、通信使やろうぜ! 最近は全然やってねえし」と熱く語る男たちがいた。彼らを熱くするのは、大昔、日朝の友好を願ったある名臣の存在。その…