荒山徹

「神を統べる者-厩戸御子倭国追放篇」が届きました

荒山徹先生の久しぶりの長編小説「 神を統べる者-厩戸御子倭国追放篇」が届きました! 3月には続刊もあり、こちらも非常に楽しみです。まずは時間を作らないと……

一か月近く前の話で恐縮ですが、7月26日に創土社 様主催の、クトゥルーイベントに参加してまいりました。クトゥルーアンソロジー「遥かなる海底神殿」に参加した荒山徹先生も見学に来られるということで、「痛風なんかないよ」「痛みなんて夢が幻だよ」と体…

竹島御免状 (角川文庫)作者: 荒山徹出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2012/12/25メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 12月にでる「竹島御免状」の文庫版が、角川文庫の「山田風太郎ベストコレクション」っぽい装丁。「…

・小説現代9月号掲載の、「長州シックス 夢をかなえた白熊」を読了。大オチに、驚愕と同時に爆笑。そうか、それでああいう設定を……。奇抜なタイトルとか、悪魔博士の存在とかに気を取られ、張り巡らされた伏線に気付かなかったです。ここいらはフェイクだっ…

読みたい読めない

最新作「友を選ばば」は発売直後にゲットしているんですが、まだ読めていなかったりします。というのも、私、「ダルタニャン物語」を読んだことがないのです。 タイトルからわかるように、「友を選ばば」は「ダルタニャン物語」の世界を舞台にしている作品。…

「男無用―艶めいて候」第一回

先日発売された、「KENZAN!」13号から新連載がスタート。タイトルは「男無用―艶めいて候」。五味康祐先生の「女無用」という作品への、リスペクトあふれまくりなタイトルです。そういや昔、なにかの雑誌の特集で「『女無用』ってタイトルはかっこいい…

「蓋島伝―長宗我部元親秘録」第7回

前回、本山家を降伏させ、安芸国虎を滅ぼした長宗我部元親。次の標的は一条兼定。忠臣の土居さんを殺したり、美少年とキャッキャッウフフしている兼定さんに力はなく、あえなく追放。飛ぶ鳥を落とす勢いの長宗我部元親。 そんな元親の裏の敵である、特命武装…

柳生百合剣 (朝日文庫)作者: 荒山徹出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/10/07メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見る↑待望の文庫化ですよ。章タイトルが一部変わっているような。ハードカバーのときからそうだったかな。思…

「蓋島伝―長宗我部元親秘録」第6回

息子(河童と付き合いがある)がオオワシにさらわれたり、そのオオワシを息子が懐かせたりと謎イベントなんかがあったりしましたが、なんとか本山家を下し優秀な甥っ子・親茂もゲットできた元親。しかし安心もしておられず、裏の宿敵であるフロイスが信長の…

「蓋島伝―長宗我部元親秘録」第五回 特命武装司祭って、かっこいいな!

「四国に蓋をする」という使命を帯びた長宗我部家にを狙う、謎の敵。その謎の敵の正体が判明したのが前回のお話。 それとは別に、長宗我部家には本山茂辰などの「表の敵」がたくさん存在します。長宗我部に負けっぱなしで圧倒的に不利な本山茂辰は、「忍者を…

「蓋島伝―長宗我部元親秘録」第三回

一条兼定「土佐七雄とかいる今の土佐って、春秋戦国時代の中国と似てねえ? ほら、ちょうど長宗我部が秦の始皇帝の末裔とか言っているし、まさにその通りっぽいよね!? あ、でも、土佐統一すんの俺だから(笑)」 現段階では兼定さんの妄想にすぎないんです…

「蓋島伝―長宗我部元親秘録」第二回

「蓋島伝―長宗我部元親秘録」第二回。父である国親の死により、長宗我部家の当主となった元親。そんな元親に見込まれて軍師となった谷忠澄は、長宗我部家に課せられた重大な使命を知らされる。その使命故に、国親が命を落としたことも……。果たして、長宗我部…

6月に「柳生大作戦」発売

「本の雑誌」で「単行本の発売は未定!」とか言われていた『柳生大作戦』が、6月についに単行本化らしいですよ。宇宙を駆ける柳生とか、タイムスリップとか、同じ時期に最終回を迎えた「柳生黙示録」のひどさ(本来の意味)とかに気を取られていましたが、こ…

今月でた「映画秘宝」に「竹島御免状」の書評が掲載。他の作品の見どころ一緒に紹介されていました。賛否両論な作品ですが、秘宝寄りなんでしょうか。

小説新潮2010年5月号「蓋島伝 長宗我部元親秘録」第1回

小説新潮の今月号から始まった新連載「蓋島伝 長宗我部元親秘録」! タイトル通り、長宗我部元親を主人公とした物語です。第1回は、姫若子と陰口をたたかれる元親が、仲間たちとともに初陣して大活躍。しごくまっとうな歴史小説で、今のところ伝奇的な要素は…

本の雑誌 5月号

本の雑誌5月号の「2010年、私のマル秘新作!」のコーナーに登場して、単行本情報やらなんやらを書いておられました。 ・「柳生黙示録」→今年の初夏に単行本化予定。加筆修正は行う模様。 ・「柳生大作戦」→単行本化未定 ・オール読物でやってた朝鮮通信使も…

今月の掲載情報

・「小説宝石」にシャクチの最新作掲載。あと、「小説新潮」の来月号から新連載がはじまるみたいです。

「柳生黙示録]最終話だけど……

「小説トリッパー」の最新号を買ってきたので、さっそく「柳生黙示録」最終話を読んでみたんですけれども、どうしたんでしょう。尋常じゃないくらい駆け足。ヤスミナ姫の扱い、唐突に判明する森宗意軒たちの正体、唐突すぎる登場の天草四郎の不死への対処法…

・「竹島御免状」読了。いやーおもしろかった。柳生あり、朝鮮妖術あり、怪獣バトルあり、過去作品とのリンクあり、別の作家さんの別の作品のリンクあり、豪華ってレベルじゃないゲストあり……荒山作品のおいしいところをギュッと詰め込んだ作品でした。新顔…

「竹島御免状」購入

出先でふらりと立ち寄った本屋にて、「竹島御免状」が既に売られていたので購入。パラパラとめくってみると、見るだけでワクワクするような名前がちらほら(十兵衛の孫の名前が!)。参考文献として、さまざまな資料と共に紹介されている、あの小説(荒山徹…

・「小説現代」3月号の「これが日本の世界遺産! 作家が選ぶ『私が愛する時代小説ベスト3』」という企画に、荒山徹先生登場。いつものように、五味先生や隆先生を紹介するのかと思いきや……

書き下ろし新作来る!

某所の情報によると、今月の27日に角川書店から荒山徹先生の書き下ろし最新作が出るのだとか。ここ最近の荒山先生は、代名詞である「朝鮮分」が薄くなってきているところがあるので(それでも「シャクチ」も「柳生黙示録」もおもしろいんですけどね)、今回…

小説現代2月号

今月発売の文芸誌はいろいろチェックしましたが、どの雑誌も読みきりとかの掲載はなし。でも、「小説現代」2月号の『思い出の映画』のコーナーに登場しておられまして、『乱中日記』という李舜臣を題材にした韓国映画を紹介されておりました。この映画を観た…

今月の荒山情報

・小説現代2010年1月号の企画で、五味先生に関するエッセイが掲載。荒山先生すら読んでことがない、未単行本化・未収録の五味作品について。どれもこれもタイトルが強烈で、読みたくなることうけあい。復刻マダー? しかしまぁ、荒山先生。たぶんこれらの作…

小説トリッパー「柳生黙示録」第4回

・ある意味「柳生黙示録」という作品を代表するといっても過言ではない男・エペソ聖十郎が、ついに柳生十兵衛と対決。無茶しすぎな活躍はインパクト絶大。それだけに、ハポン剣士団のメンツなのに「聖十郎を傷つける&適当に強い」だけだった付き添いの2人…

え? 最終回ですか?

・「柳生大作戦」は、なんか次回でラストらしいです。ソースは、扉絵を担当されている方のブログ。まるで終わる気配が見えないのですが、どうケリをつけるのでしょう。今月は「柳生黙示録」掲載の小説トリッパーもでますが、これはどうなるんでしょう。あの…

小説現代「ウルトラ・ダラー」

朝鮮も柳生も妖術も忍術も怪獣も登場しない、荒山作品としては異色な短編。ラストの「これがやりたかっただけ」感がすごくたまらない。

小説現代とオール読物

「小説現代」12月号に「ウルトラ・ダラー」なる読みきりが掲載されています。藩命で英語を勉強する羽目になった男のお話。それと、「オール読物」にも「朝鮮通信使いよいよ畢わる」という作品が掲載。シリーズ第一弾の作品と対になっているタイトルから察す…

おめでとう「徳川家康」ありがとう「徳川家康」

・「ダ・カーポ」責任編集の「今年でた本ランキング」みたいな本が出ていまして、それの時代小説部門で、「徳川家康」がベスト1に輝いておりました。ファンの間ではいまいち評判のよろしくない「徳川家康」ですが、こうした感じで取り上げられると嬉しいで…

「新刊展望」11月号

荒山徹先生がなにやら書いているらしい「新刊展望」11月号を入手。本屋で無料配布している小冊子なんですが、わりとあっさり入手することができました。さて、この冊子で荒山先生がなにをしたかというと、「徳川家康トクチョンカガン」のジャンルについて。…